数学(と理数系全般)の勉強のやり方
数学を含む理数系では、大半の人はどこかの段階で説明を聞くだけでは理解できないようになります。
東大には授業を聞くだけで頭に入るので受験勉強をほとんどしていないという羨ましい人もいますが、東大生でも大半の人は説明を聞くだけでは理解できません。
どこで理解できなくなるか、というのは人によって違います。高校受験では説明を聞くだけで大丈夫だったのに、高校に入ってからついていけなくなるというケースが非常に多いです。
高校の内容についていけなくなった生徒でも、解答を書き写しながらであれば理解できるようになります。レベルを間違ってなければ、だいたいの問題は何回か解答をそもまま書き写しているうちに理解できるようになります。
このことをよく理解していない高校の先生は非常に多いです。
高校の数学は解答するために書く分量が多くなるので、説明を聞きながら板書をノートに書き写すと理解が追いつかないことがよくあります。高校で学習する内容の類題はすべて市販の参考書・問題集に載っているので書くのが追い付かない場合は書くのはあきらめて説明を聞いたほうがいいことも多いです。
中学校までは数字を出せばだいたい正解になりますが、高校では解答のプロセスが重要になります。
高校に入ってからすぐに記述式の解答に対応するのは難しいので、小学校と中学校の段階で記述にも対応できるノートの書き方や問題の解き方を意識するといいのですが、小学生や中学生を教えている塾や学校の先生は、そのあたりの教え方が非常に雑です。
僕は高校の数学はがっつり勉強したので、高校受験の模試では数学と理科でトップ校に入るような高得点を取っていても、この生徒は高校でつまづくだろうなということはだいたい分かります。
もともとの頭のつくりは同じくらいでも、ここに書いてあることを知っているか知らないかで偏差値に換算すると20くらいの差が付いていしまいます。
理科、特に数字や図を使う割合が高い化学と物理も同じです。
どこかの段階で、説明や解答を何回も手で書き写して理解できればいいというやり方に切り替える必要があります。
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